和風生地専門店 真多呂人形生地部
56,100円
体をひねり振り返る一瞬。見返り美人図を題材とした美人人形。 菱川師宣の有名な作品『見返り美人図』。 一人立ち美人図としては珍しい作例だとされています。 この『見返り美人図』を題材としたのが、こちらの師宣美女。 何かの拍子に振り返る一瞬を表現しました。 軽くひねった身体とそれに沿った衣裳のドレープ、ひるがえる袖、今にも頬に添えられそうな手…。一瞬の動きをそのまま切り取って、角度にこだわり仕上げました。 衣裳は落ち着きある上品な印象で、帯の結び方に特徴があります。 『見返り美人図』の女性は吉弥結び(きちやむすび)という当時流行だった結び方をしています。結び目の両端を犬の耳のように垂らした新型の帯結びです。 それまで女性の帯は幅の狭いものしかなく、結び方も一種類だけでした。しかし、この結び方がつくられてからは、太い帯を求める人が多くなったのです。帯の幅が増すにつれて、帯の結びが背中に来るようになりました。 師宣美女は結びが前に来ていますので、お人形を飾ったときに、特徴的な帯の結びをお楽しみいただけます。 高さが29ございますので、女性のすらりとした様子を感じることが出来る木目込み人形です。 日本美術に造詣の深い海外の方へのお土産にもおすすめです。 セット内容 セット 人形、飾り台、作札 仕様 サイズ 間口28cm×奥行22cm×高さ29cm